
建物を消す緑
建物の外から見える最も大きな部分は、壁です。
その壁面を緑化することで、地上の緑と屋上の緑はひとつづきになり
建物は消えてしまいます。
植物が生きている地上と建築が一体となることは、
まさに「植物に住む」ことになります。
また温熱環境上の恩恵も大きく
直射日光により壁面が暖まるのを防ぎます。
室内の空調効率に貢献することはもちろん、
周辺屋外の気温を下げ、冷熱輻射によって地上レベルの
熱環境を改善します。
近年、壁面が緑化された建物を少しずつ見るようになってきましたが、
まだ一般住宅への採用はそれほど進んでいません。
壁面緑化の工法は、低コストのものから
大がかりな設備を要するものまで多岐にわたります。
建物の規模と予算にあった適切な工法を選択し、
最も効果が大きい壁面緑化を積極的に取り入れていきます。
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